ついつい部下を厳しく叱ってしまう。これって病気?努力家の中間管理職に潜むパワハラのわな
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日経Gooday 2015.05.15 UPDATE
(2015年1月6日日経Goodayより)入社してから営業一筋で頑張ってきた20年。営業課長としてのモットーは「最強のチーム」を作ることだ。そのため「自分にも他人にも厳しく」を貫いてきた。しかし、半年前に新たな支店を任されてから歯車が狂い始めた。毎日、部下を叱咤(しった)激励し、オフィスに良い緊張感を保ってきたはずなのに、営業成績は低下する一方。年末の忙しい時期に、ベテランの営業マンが何日も会社を休んでしまった。部下たちに彼の休みの理由を聞いても、誰も顔を上げない…。確かに彼には特に厳しく指導してきたが、こんなのパワハラになるわけがない。ないはずだよな。でも、もしかしたら…。
パワハラをしないためには「広い観点から自分のありようを見つめ直すこと」という抽象的なアドバイスしかなかったのが残念。それが簡単にできたら苦労せんわー。
メンタルヘルスがご専門の渡部卓さん(帝京平成大学教授)は、『折れやすい部下の叱り方』(日本経済新聞出版社)で、上手な部下の叱り方を「かりてきたねこ」と紹介しています。
◎「か」感情的にならない
◎「り」理由を話す
◎「て」手短に
◎「き」キャラクター(人格)に触れない
◎「た」他人と比較しない
◎「ね」根に持たない
◎「こ」個別に叱る(みんなの前で叱らない)
「かりてきたねこ」は具体的で、覚えやすくて、使えますよね。
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柿崎真沙子
名古屋市立大学大学院医学研究科医療人育成学分野 講師 博士(障害科学)
そもそも「仕事中にこんな心の状態になったらご用心」に気が付かない人がパワハラしちゃうんですよねえ・・・。というか、思い当るようになったら・・・という域までたどり着かない気がします。
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くまこー
「かりてきたねこ」
初めて知りました!
参考にします!
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