がん治療において医師が選ぶドクターズ・サプリメント、教えます。その①
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アイメディ 2016.03.09 UPDATE
(2016年3月8日 アイメディより) がん治療をおこなう上で、医師が使用しているドクターズ・サプリメントをご紹介していきます。
がんの治療に有用なサプリメントを紹介するという記事です。私はがん治療に関わっていますし、がん治療をする医師の知り合いも多くいますが、私の知る限りこの記事で紹介されたサプリメントを推奨する人はいません。
記事で紹介されたβーグルカンはキノコやパン酵母に含まれるとありますが、その他カビにも多く含まれます。がんなどで体の抵抗力が落ちた人では、カビによって肺炎や敗血症などの重篤な感染症が起きることがあり、しばしば命に関わります。こうしたカビによる感染症の検査としてβーグルカンが使われます。主治医にかくれてアガリクスなどを摂っていた患者さんの血液検査をしたところ、βーグルカンが異常に高くなっており、カビによる感染症かもしれないので、慌てて追加の血液検査、レントゲン、CTなどを行ったという話をときどき耳にします。このようにムダに大騒ぎになるリスクもありますので、アガリクス、メシマコブなどのサプリメントはオススメしません。それでもどうしても服用したい場合は、主治医と相談する必要があると思います。
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