がんの「早期発見」は、すべきではない!?(市川衛) - 個人 - Yahoo!ニュース
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Yahoo!ニュース 2016.03.19 UPDATE
「がんは早期発見」は、もはや常識。非常に早期のがんでも発見できる技術の開発も進んでいます。ところが最近、「がん検診は意味がない、どころか不利益が大きい」という意見も聞かれるようになりました。いったい、どちらが正しいのでしょうか?
がんはがんのできる部位によって検診の有効性や予後、再発率などが異なってきます。リスクとなる要因も異なります。ですので、全てひっくるめて「がん」として論じることはとても難しく、その文章で言われていることがなんのがんなのか、読む側も念頭に置きながら読まなければ情報に振り回されてしまう可能性も大いにあります。
この記事では「甲状腺がん」を例に取り上げてがん検診について書かれています。この記事で一番読んでいただきたい部分は最後の「どのがん検診を受けるか?」と言及されているところです。
また、著者は『「がんは(全て)早期発見すべき」と単純に考えるのではなく、「がんを『選んで』早期発見する」というのが、新しい時代の常識になっていくのかもしれません。』といっています。技術やテクノロジーの進化とともにまた新たな問題も出てくるかもしれませんが、私たちもちゃんと取捨選択しなければいけませんね。
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