「中皮腫がんマーカー」発見…神奈川がんセンター、東大と共同研究で

病気・医療

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favicons?domain=rss.rssad 読売新聞の医療・介護・健康情報サイト「yomiDr.(ヨミドクター)」 2016.04.06 UPDATE

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神奈川県立がんセンター臨床研究所(横浜市旭区)は23日、東京大学との共同研究で、アスベスト(石綿)を吸い込むことで発症する中皮腫を診断できる「中皮腫がんマーカー」を発見し、特許出願したと発表した。

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松尾恵太郎

愛知県がんセンター研究所 遺伝子医療研究部 部長 医師 博士(医学) 疫学修士 日本疫学会 理事

生命予後の良好でない中皮腫の存在を血液検査で調べることができる抗体を作成した、という話である。

論文を探したがまだ公開状態ではないようであるので、詳細なコメントは難しいが、前立腺癌のPSAを除いて、腫瘍マーカーは一般向けのスクリーニングとしては用いられていない。本中皮腫マーカーがこの先どのレベルで使えるものになるかは、記事にもあるとおり、臨床的な評価を経た上での話となる。

すぐ使えないのか、とがっかりする向きもあるかも知れないが、検査薬も薬もメリットがデメリットを上回ることが言えて初めて市場に出てくる物である。本検査が、無事臨床現場で使えるものとして出てくる事を祈るばかりである。

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