熊本地震「エコノミークラス症候群」で死者~“ふくらはぎ”が生死の明暗を分ける
- 3,276
- 9
- 0
ヘルスプレス 2016.04.20 UPDATE
4月14日に発生した「熊本地震」による余震が続く中、18日に熊本市西区内の車中で避難生活を続けていた51歳の女性が脳動脈血栓塞栓症で亡くなった。 いわゆる「エコノミークラス症候群」による初の死者だ。NHKによると、熊本県下の医療機関には18日時点で少なくとも18人がエコ...
熊本地震後の「エコノミークラス症候群」が問題となっています。この記事では、タクシー運転手が予防策としてとっている「ふくらはぎを揉む」を対策として挙げています。
そのほか、日本循環器学会等の声明も取り上げられています。
http://www.j-circ.or.jp/topics/20160418_vte.htm
予防策として、弾性ストッキングの着用、足首の運動、ふくらはぎのマッサージ、十分な水分補給を挙げています。
十分な水分補給を妨げる要因として、トイレの不足が考えられます。特に女性はトイレの回数が増えないように水を飲むことを控える傾向にあり、トイレの整備の重要性が指摘されています。
http://www.asahi.com/articles/ASJ4M5Q56J4MUTIL05F.html
最後に、東日本大震災の際に発足した旧被災地健康運動支援ネットワーク(UNDA)代表の東北大学スポーツ医科学コアセンター永富良一先生からのメッセージを借用します。
熊本の被災者の皆様 大変お気の毒です。
東日本大震災の時の経験からお伝えします。
避難所や駐車場に避難されている方には特に、是非みなさんで
「ラジオ体操」を一日1〜2回、うろ覚えでも構いませんので、出来る部分だけでも実施してください。動かない時間が長くなれば長くなるほど運動機能は衰えてしまいます。ラジオ体操なら特に指導者はいらないはずです。エコノミークラス症候群の予防にもなると思います。
食事・水の確保も困難な中で大変だと思いますが、
この情報を是非多くの方でシェアしてください。
送信完了
いいね!しているユーザー一覧
コメント編集
この著者による他の記事
アクセスランキング
この記事へのコメント