30代は“ダイエットの曲がり角”! 9割が「脂肪落ちづらい」
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日経Gooday(グッデイ) 2016.05.27 UPDATE
大鵬薬品は、「30歳代からのダイエット」をテーマに実施した意識および実態調査(調査期間:2016年4月20日―21日)の結果を発表した。それによると、女性は脂肪が落ちにくくなる30歳以降のダイエットでは「体重」より「体型」を意識し、痩せたら着ようと思っている服が5着以上ある
大鵬薬品による調査で、30~50代の女性500人に、30代になってからの身体の変化を尋ねたところ、93%の人が「脂肪が落ちづらくなってきた」と答えたそうです。落ちづらい部位はウエスト(69%)、太もも(52%)が上位、よくおこなうダイエット方法は、食事の量を減らす(68%)、運動をする(50%)が上位です。一方、続かないと思うダイエット方法は、食事の回数を減らす(50%)だそうです。
わたし自身も、5歳刻みくらいで太りやすくなってきたように感じますが、実際のところはどうなんでしょうね?厚生労働省から発表されている「日本人の食事摂取基準(2015年版)」には「推定エネルギー必要量」という表があります。身体活動レベルがふつうの女性の数値を見ると、18~29歳で1,950kcal、30~49歳で2,000kcal、50~69歳で1,900kcalとなっています(対応する男性の数値は、2,650kcal、2,650kcal、2,450kcal)。特別に、30歳を境にエネルギー必要量が下がって、同じ食事をしていると太りやすくなる、という傾向はなさそうです。
思うに、学生時代に運動していた人は、就職して運動しなくなることが多いです。デスクワークに一生懸命だと、なかなか活動量が増えません。ランチでの外食や、夜の飲み会のお付き合いも多いでしょう。夜遅くまで仕事をしていると、夕食が遅くなり、太りやすくなるというのもあるのかもしれません。結婚して、出産して、子育てで忙しくて、自分の体重管理なんて意識はなくなってしまった、という話も聞きます。単に年齢の影響というよりも、そうした環境要因の変化が、太りやすくなる原因なのかもしれませんね。
ひとたび習慣化してしまうと、なかなか変えることは難しくなりますが、不可能ではありません。喫煙者が禁煙できるように、大酒飲みが節酒できるように、体重を落とすことは十分に可能です。食事改善と運動実践、できることから始めていきましょう。
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