やっぱりすごかった! 緑茶の健康効果
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日経Gooday(グッデイ) 2016.06.06 UPDATE
日本の伝統的飲み物である“お茶”(緑茶)。国内ではお茶離れが徐々に進む一方で、緑茶の健康効果についての研究が国内外で進行しており、緑茶に秘められた健康パワーが次々と明らかになっている。日経グッデイでは、最新の「緑茶の健康効果」を専門家の方々に話を聞いた。第1回目となる今回は、50年にわたってお茶研究に従事してきた“お茶博士”、大妻女子大学名誉教授の大森正司さんに、緑茶の健康効果の代名詞ともなっている「カテキン」の効果について伺った。
お茶の健康効果がすごいぞ、と説明する大学の先生の記事です。
お茶を飲む人ほど長生き、ということを示す、結構厳密で大規模な研究結果がたくさん出ています。一方お茶が体に悪い、ということを示す論文というのはあまり見たことがありません。お茶には良い健康効果があるかもしれませんね(どなたか栄養の専門の方のコメントがほしいところ)。
ところで、この記事で触れられていない「お茶」のもう一つの役割は、「交流」を生むということです。
お茶=交流。
千利休の時代からそういわれてますよね。
人との交流が健康によいことを示す研究成果は数多く、ヘルスナッジでもたびたび取り上げられています。
「他人と交流、「月1回未満」で死亡リスク 健康追跡調査」
http://healthnudge.jp/1654
「タバコ15本分の健康害!友達人数3~4人の日本人が気をつけたい孤独リスク」
http://healthnudge.jp/7224
来客が来ればかならず茶を供しますね。静岡で人にお会いするときは、たいてい美味しいやぶきた茶が出てきます。わんこそばのように、どんどん注いでくれます。帰るころには膀胱がパンパンです。同時になんとなく気持ちもパンパンに、豊かに温かくなります。
商談中など、どんなに喧々諤々の議論をしながらでも、お茶を注ぐ瞬間は互いを認め合いますよね。お茶は交流の潤滑剤なんだな、と思ったことがあります。
お茶文化が盛んなイギリスでも、「お茶を飲む」は社会交流の意味合いとしてとても重視されているようです。
お茶を日頃からペットボトルでごくごく飲むのもよさそうですが、たまにはみんなで湯呑片手に雑談したいですね。オフィスでも、10時、3時のお茶の時間が楽しみになって、仕事に張り合いも出そうです。
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シマタニ
食後にゆったりしたり、口腔内のpH改善にも役立っています。セルフケアにより茶渋は着きますけどね!
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近藤尚己
東京大学 大学院医学系研究科 健康教育・社会学分野 保健社会行動学分野 准教授 医師 社会疫学者
ありがとうございます。たばこの害のインパクトを相殺するほどのプラス効果を持っている単一の物質というのは少ないでしょうね。お茶もしかり。
マテ茶は熱いから食道がんのリスク、というのが「健康日本21第二次」の根拠レビューにかなり確からしいとして掲載されていましたが、私の経験と少し印象が違っていて気になっています。ブラジルでもアルゼンチンでもマテ茶はそんなに熱くなかったからです。むしろ熱湯で入れたインスタントコーヒーのほうが熱いように思います。マテ茶は中身がアツアツだと吸い口(ボンビーシャ)まで熱くなるので飲めたものではありません。現地の人は慣れているのかもしれませんが。奈良の茶粥は確かに熱いですね。
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