健康に悪いテレビの見方 ―5時間以上の視聴で肺塞栓症リスク上昇

病気・医療

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favicons?domain=news.e-expo 健康美容EXPOニュース 2016.08.10 UPDATE

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テレビの前で過ごす時間が長すぎると、肺塞栓症による死亡リスクが高まる可能性があるとの研究結果が、「Circulation」7月26日号に掲載された。大阪大学大学院医学系研究科社会医学講座教授の磯博康氏らの研究。

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笹井浩行

東京都健康長寿医療センター研究所・主任研究員 博士(スポーツ医学)

テレビ視聴時間が多い人ほど、肺塞栓症による死亡リスクが高くなるという論文を紹介した記事です。

原典の全文はこちらから入手できます。
http://dx.doi.org/10.1161/CIRCULATIONAHA.116.023671

JACC研究と呼ばれる、文部科学省(当時の文部省)の助成により始まった日本を代表する大規模コホート研究による成果です。

重要な点は、テレビ視聴と肺塞栓症による死亡リスクとの関連を検証する際に、1日の歩行時間や余暇時間のスポーツ活動などが統計学的に考慮(調整)されている点です。

つまり、歩行時間や余暇のスポーツが多い人でも、テレビを観る時間が長い人は、そうでない人に比べて肺塞栓症による死亡リスクが高くなるということが示唆されます。

テレビ視聴を含む、座位行動(起きている間の座位や臥位)の健康への悪影響が明らかにされつつあります。そこに新たな知見を日本人を対象に追加した非常に貴重な研究といえます。

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