電子タバコの安全性、どう説明する? ―医師間で意見わかれる 海外ニュース【健康美容EXPO】
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健康美容EXPOニュース 2016.09.20 UPDATE
電子タバコについて患者に質問されたとき、どう答えるのが最良か―その答えは医師の間でいまだ一致していないことが、米スタンフォード大学予防研究センター(カリフォルニア)内科准教授のJudit...
電子タバコの安全については多面的に評価する必要があります。まず、従来からの紙巻きタバコとの比較では、電子タバコの方が害(肺癌などの健康被害および火災の原因となること等)が少ない可能性がある一方で、爆発したりリポイド肺炎を誘発するなど紙巻きタバコでは考えられなかった害もあり得ます。ただし、紙巻きタバコの害は非常に大きいので、紙巻きタバコから電子タバコに乗り換えられるならば害の軽減につながるものと考えられています(ただし、さらなる検証が必要)。
次に社会的な消費財としての評価です。電子タバコからのミストには紙巻きタバコよりも少ないながらも発癌物質が含まれているとわかっています。製品が発癌物質を排出すると分かれば、その製品は回収されたりするのが通常ですが、そうなっていません。そもそも紙巻タバコのようなものが社会に存在している(現状では合法とされてしまっています)こと自体が異常なのです。そういう観点からは電子タバコも異常なのですが、紙巻タバコが社会に存在してしまっているが故に電子タバコがあると言えるのです。
さらにビジネスからの観点などあるのですが、今日のところはここまでにしておきます。
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シマタニ
メーカーに絶対の自信が有れば、注意書はつけないと考えますので、私はその事をそのまま、お伝えしています。
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