1つのトレーニングで「あれもこれも」と過剰な期待をするのは禁物!

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favicons?domain=gooday.nikkei.co 日経Gooday(グッデイ) 2016.11.01 UPDATE

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“筋肉博士”石井直方先生(東京大学教授)が、筋肉のメカニズムや機能を毎回わかりやすく解説していきます。今回からはトレーニングに直接関わる内容を紹介していきます。石井先生によると、トレーニングを行う際には、理解しておくべき大前提があるそうです。それはいったい何なのでしょうか。

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中田由夫

筑波大学 体育系 准教授 博士(体育科学)

ひとつの筋力トレーニングで鍛えられるのは、使った一部の筋肉だけであり、「これさえやればいい」といったトレーニングはない、というもっともな解説記事です。

競技力向上が目的の場合、現状を分析し、何が足りないかを考え、足りない部分を強化する合理的なトレーニングをおこない、その効果が確実に表れているかを定期的に評価することで、目的が達成されます。その評価方法として、筋力測定がありますが、どのような条件下で筋力を測定するかによって、いろいろな評価方法がある、という筋肉マニアにとっては奥深い話です。

健康づくりが目的の場合、筋力トレーニングによって競技力向上を目指しているわけではなく、筋力トレーニングそのものを余暇活動として楽しんでいる側面があります。その場合、より重い負荷を持ち上げられるようになった、より多くの回数をこなせるようになった、という達成感を得ることが目的になってくるかもしれません。あるいは、ジムでできた友達と会話を楽しみながら、筋力トレーニングで汗を流すことで、生活が豊かになるという側面もあるかもしれません。

生理学的に考えれば、1つのトレーニングによる効果は1つしかありませんが、より大きな視野で考えれば、1つのトレーニングだけでも、いろいろな効果が出てきます。何もやらないより、何かをやっているほうが、健康につながることは間違いないことです。筋力トレーニングに限らず、できることから始めて、継続していくことが大切です。

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