医者が明かす「痛い死に方ランキング」ワースト50(週刊現代)
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現代ビジネス 2016.11.28 UPDATE
歳を重ねれば、死ぬこと自体は受け容れざるをえない。だが、苦痛を伴う死に方は勘弁してほしいと思うのが人情だ。「痛い死に方」と「理想の逝き方」を研究する。
「病気は怖い」と読者を脅す記事です。記事中でいくつかの病気について解説されていますが、いろいろな患者さんがいる中のたまたまひどい例を挙げているだけです。ランキングも根拠はなく、読んで得られるものも特にない記事です。
そもそも、痛みや苦しみを測定することはできません。同じ人だと、「昨日より痛みが強い」などのように比較はできますが、他人同士の痛みの強さを比較することはできません。また、同じ刺激でも人によって感じかたは違います。更に、同じ病気でも症状は人によって大きく違うし、進行具合などによっても変わります。これらの理由で、病気ごとの痛みを科学的に比較/測定することはできませんので、ランキングも根拠はありません。
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田淵貴大
大阪国際がんセンターがん対策センター 疫学統計部 副部長 医師 博士(医学)
この記事に対する尾瀬氏の「科学的根拠がない」との指摘は正しい一方で、臨床医が感じている苦しそうな病気として一定の理解も得られるランキングだと思いました。情報は使う方法次第という側面もあります。
例えば、膵癌(1位)、肝癌(3位)、肺気腫(4位)、肺癌(7位)とTop10の4つは明らかにタバコが原因になると実証されている病気です。特に肺気腫は長く苦しむ病気の代表例だと思います。ただただ恐怖を煽るのではなく、禁煙で予防できることも、合わせて主張していってほしいと感じました。
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