50歳女性は誰もが骨粗しょう症予備軍! 対策と予防法は (リビング福岡・北九州)

健康・予防

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favicons?domain=zasshi.news.yahoo.co Yahoo!ニュース 2017.02.22 UPDATE

テレビCМでも話題になった、“気付かないうちの骨折”。その原因は骨粗しょう症です。一度骨折するとさらに折れやすくなり、寝たきりになることも。なんと全ての女性に関係が深いのです。そのサインや予防策、知っておきましょう!

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中田由夫

筑波大学 体育系 准教授 博士(体育科学)

50歳以上の女性に向けた骨粗しょう症対策に関する記事です。骨粗しょう症は骨密度が下がり、骨折しやすくなる状態で、骨粗しょう症患者の9割が女性と言われています。もともと女性は骨量が少なく、閉経に伴う女性ホルモンの低下によって、さらに骨量が低下しやすいためと考えられます。「やせている人は健康的な印象ですが、骨に関しては別。太めの人の骨は頑丈なケースが多く、やせ形の人は骨密度が低めです。たばこや酒、糖尿病は、骨の質が悪くなる原因になります。若いときにダイエットをした人、産後なかなか生理がこなかった人は、骨の心配をしていたほうがいいでしょう」という医師のコメントが紹介されています。

ちょっと気になったのは「若いときのダイエット」です。わたし自身、ダイエットした場合にどれだけ骨量が低下するのかを研究していた時期がありました。例えば、閉経前女性42人を対象に食事制限単独または食事制限と筋力運動を組み合わせて、両群を比較した研究があります。3ヵ月間で6~8kg減量しましたが、どちらの群も、骨密度はほとんど変化していませんでした。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18301974
他にもいくつか研究をおこないましたが、ダイエットに伴う骨量減少はあまり気にしなくてよいのではないかと考えています。

米国骨粗しょう症財団によるガイドラインでは、骨粗しょう症のリスクとして10の生活習慣が挙げられています。
アルコール乱用、過度のやせ、ビタミンAの過剰摂取、頻繁な転倒、高い塩分摂取、固定(寝たきり)、不十分な身体活動、低いカルシウム摂取、喫煙(受動喫煙を含む)、ビタミンDの不足
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25182228
ここにダイエットが含まれていないことからも、さほど気にしなくてよいのではないかと思います。

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