患者の人生、医師が独断で決めていいのか
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ヨミドクター(読売新聞) 2017.05.30 UPDATE
父が83歳の時、健診で気になるものがあると、大病院を受診するようかかりつけ医に言われた。受診すると、レントゲンから、見た目90%肺がんだと医師から告げられた。それ以上の検査はしてくれず、「80歳を過ぎたがんは天寿がん」と、穏やかに過ごすよう考えた方がいいとの事だった。
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新井 奈々
東京大学大学院医学系研究科 社会医学専攻 医療倫理学 博士課程在学 医師 麻酔科指導医 集中治療専門医 心臓血管麻酔専門医 公衆衛生学修士(MPH)
医師患者関係も時代によって変化してきましたよね。自律した個人、ICへの意識の高まりを感じました。
この記事のように、パターナリスティックな医師を望まない方が増えてきた一方で、意思決定を患者側に完全に委任するのも実質的に「患者にとって良い結果」となるとは限らない場合もあるように感じます。
特に、エビデンスが不十分であったり、治療法の選択肢が複数ある場合には、患者にとっても医師にとっても意思決定は難しい時です。そのような時には、シェアードディシジョンメイキングが重要となります。
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