ブリッジ使用で歯を失う恐怖/照山裕子お口の悩み (日刊スポーツ)

健康・予防

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favicons?domain=headlines.yahoo.co Yahoo!ニュース 2017.05.31 UPDATE

元モデルの照山裕子クリア歯科新宿院院長が、口臭が気になる、歯周病が進んできた…歯と口の悩みなど、皆さんの悩みに回答します。  Q 入れ歯、ブリッジの耐用年数はどれくらいですか。

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相田潤

東北大学 大学院歯学研究科 国際歯科保健学分野/臨床疫学統計支援室 准教授 歯科医師 博士(歯学) MPH

作り直しをしてはいけない期間を「耐用年数」のような解釈をされていますが、これはどうでしょうか?極めて短期間で何度も作り直しをすると患者さんや国の医療費への負担が大きいため、作り直しをしてはいけない期間が設けられています。日本人でブリッジなどの寿命を調べた論文(青山ら、2008)では、治療してから3年後には約8割のブリッジは問題なく活躍しており、これは他の材料よりも大きく劣っているわけではありません(この論文の推計は実際よりも悪い数字が出ていると考えられます)。ブリッジに限らず、歯科治療は永遠ではなく寿命があるのも事実です。また、インプラントはブリッジよりも生存率が高い論文が多いですが、インプラントは基本的に定期的に歯科医院に通って汚れを落とさなくてはなりませんから、そうした効果も含まれた数字であることは理解するべきでしょう。記事にあるようにブリッジや部分入れ歯の支えになる歯が悪くなりやすいのも事実ですので、治療をする前にきちんとした歯科保健行動をとれるとか禁煙をするとか、ブリッジの裏がむし歯にならないようにフッ化物応用をするとか、こうしたことができるように歯科医院での指導も必要です。

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