加熱式たばこ、吸っていいの? 禁煙巡り対応ばらつく
- 1,934
- 1
- 0
Yahoo!ニュース 2017.06.12 UPDATE
火を使わず、煙や臭いが少ない「加熱式たばこ」を紙巻きたばこと同様に禁煙の対象とするかどうかで、飲食店や自治体の対応が分かれている。加熱式の位置付けを規定するはずだった受動喫煙防止強化の法案提出が今国会で見送られる方向となり、当面は個別の判断にゆだねられる。禁煙推進団体などが対策を求める一方、たばこメーカーは「健康上のリスクはあるが、有害な化学物質はほとんど検出されない」と紙巻きとの違いをアピールしている。
最近注目されてきている加熱式たばこの健康影響と規制に関する記事です。
たばこ会社の主張としては、燃焼式たばこに比べて加熱式たばこは有害物質が少ないとのことです。ただし、有害物質が少なくなってもゼロではなく、健康への悪影響がどれほど減るか分かりません。また、燃焼しないことによって、新たな有害物質ができているかもしれません。たばこ会社ですら健康への悪影響が少ないという表現にとどまっているように、加熱式たばこを吸ったら、非喫煙者より健康になることはありません。健康が気になる人は、加熱式たばこであっても吸わないべきでしょう。
また、規制についても意見が分かれていますが、加熱式たばこによる健康影響の程度がわかるまでは、燃焼式たばこと同じ基準で規制すべきでしょう。現時点で規制を緩めると、仮に今後加熱式たばこが体に悪いとなった場合に責任がとれるのか、補償はどうするのかという問題が発生するはずです。
がんや脳卒中、心筋梗塞など、たばこが原因で起きる病気の多くは吸い始めてから20年以上後に発生します。これらの病気が減るのかどうか、他の病気が増えることがないのかを検証するためにも数十年かかります。自分の健康が気にならない人は、実験台として加熱式たばこを吸ってもらい、健康影響がどの程度のものか検証してもらえたらと思います。
送信完了
いいね!しているユーザー一覧
コメント編集
この著者による他の記事
アクセスランキング
この記事へのコメント