救急ドローンでAEDを現場に直送、到着時間は救急車の4分の1に

病気・医療

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favicons?domain=headlines.yahoo.co Yahoo!ニュース 2017.07.05 UPDATE

 街角で近くの人が急に倒れ、触れてみたら脈がない。救急車を呼んで心臓マッサージをしていたら、数分とたたないうちにAED(自動体外式除細動器)を積んだドローンが飛んできた。すぐにそのAEDを使っていたら、まもなく救急車が到着、後を引き継いでくれた。幸い、倒れた人も後遺症が残らずに一命を取り留めたようだ――。

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新井 奈々

東京大学大学院医学系研究科 社会医学専攻 医療倫理学 博士課程在学 医師 麻酔科指導医 集中治療専門医 心臓血管麻酔専門医 公衆衛生学修士(MPH)

革新的なテクノロジーは、常識を一瞬で変えてしまう力を持ちます。

例えば、IT技術を用いた遠隔医療が現実化すれば、医療アクセスの問題の解決への糸口がありそうです。
マンパワー重視な技術や制度に比べ、システムや機器による技術制度は、その労働力の確保や質・安全の担保の面において一定の利点があるように思います。

AEDへのアクセスも、「設置場所を探して取ってくる」というプロセスの代わりに「遠隔から届けてしまえ」、という発想は、今回の記事以外にも以下のメリットがあると思いました。
①取りに行く人がいなくても、一人でも、AEDを使って心肺蘇生ができる
②AEDを取りに行く時間のばらつきが軽減され(場所を知らないと、より時間がかかる。足の速さ遅さ、などの要因)、AEDへのアクセス時間が担保される。(もちろん、発生場所ごとの違いはありますが)

新しい科学技術応用は、なんでも安易に導入するわけではなく、社会的・倫理的な観点などは十分に吟味しなければなりません。本ドローンも、飛行安全面や、届かなった際の責任の所在等々議論すべき点は残っています。

しかし、近年の医療技術+工学技術の躍進には、未来の医療の形に想像が膨らんでしまいませんか?

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