国民全員ワクチンの重要性/性感染症連載

病気・医療

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favicons?domain=headlines.yahoo.co yahoo!ニュース 2017.09.27 UPDATE

抗ウイルス薬の進歩により、B型肝炎の治療は格段に進歩している。課題はいかに慢性化を防ぐか。そのためにも専門医への定期的な受診は欠かせない。肝炎に詳しい東京医科歯科大学消化器内科「肝炎・肝がん撲滅外来」の朝比奈靖浩教授はこう話す。  「基本的な予防法として、不用意で危険な性行為はしないこと。不特定多数の人との交渉がリスクになる。さらにコンドームを使うこと。また、パートナーがB型肝炎ウイルスキャリアーの場合は、ワクチンによる予防もある」

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酒匂 赤人

国立国際医療研究センター国府台病院総合内科医師 公衆衛生学修士

B型肝炎は血液などを介して感染しますが、主な経路は母親から子供への母子感染と、性交渉によるものです。日常生活では特にうつることはありません。以前は母親がB型肝炎に感染している場合に子供への予防が行われていました。世界のほとんどの国では生まれてきた子供の全員にB型肝炎の予防接種を行っていますが、日本もやっと子供全員に予防接種を始めました。

母子感染は基本的に予防されているので、現在新たに感染する機会は性交渉によるものです。B型肝炎は肝臓病ですが、性感染症でもあります。梅毒や淋病やHIVなどの性感染症は基本的にワクチンはありませんが、B型肝炎はワクチンで予防可能です。ワクチンを接種していない子供も大人も、考えてみてもいいのではないかと思います。

肝臓学会のホームページに一般の方向けの説明が載っていますのでよければご覧ください。
http://www.jsh.or.jp/vaccine/vaccine

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