全国がん登録とは
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がん情報サービス 2017.11.08 UPDATE
「全国がん登録」とは、日本でがんと診断されたすべての人のデータを、国で1つにまとめて集計・分析・管理する新しい仕組みです。この制度は2016年1月に始まりました。 「全国がん登録」制度がスタートすると、居住地域にかかわらず全国どこの医療機関で診断を受けても、がんと診断された人のデータは都道府県に設置された「がん登録室」を通じて集められ、国のデータベースで一元管理されるようになります(図1)。
昨年1月に全国がん登録制度が開始しました。がんと診断された方の情報をすべて登録する仕組みです。
センシティブな病気の情報を勝手に登録して・・とネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、がん登録がどのように役立つか、またどのような仕組みで行われているかが解説されています。
がんは予防方法が明らかなものが多いので、きちんと対策を講じることで、確実に減らすことのできる病気です。
どのようながんが増えているのか、国や自治体が講じた対策はうまくいっているのか、それを測るにはがん登録が必要です。
がんになったら、どの病院に受診すれば良いのか、自分と同じタイプのがんを一番治療している病院はどこだろうか、そういった情報もがん登録から発信されます。がん登録は実は1960年代から日本の一部の府県で開始しており、地域のがん情報の発信に役立っています。今までは一部の府県だけだったものが、これからは全都道府県で収集されるため、ますます活用が期待されています。
皆さんもぜひどのような情報が必要かご意見をお寄せ下さい。
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