砂糖の有害性、業界団体が50年隠す? 米研究者が調査

食事

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favicons?domain=headlines.yahoo.co yahoo!ニュース 2017.11.28 UPDATE

砂糖の取りすぎの有害性について指摘しようとした研究を、米国の砂糖業界が50年前に打ち切り、結果を公表しなかった――。こんな経緯を明かした論文が21日付の米科学誌「プロス・バイオロジー」(電子版)に掲載された。業界が利益を守るために否定的な研究を隠すことで、長期間にわたり消費者をだましてきたとしている。

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児林聡美

HERS M&S 代表、保健学博士、公衆衛生学修士(MPH)、農学修士

食品に限らず、あらゆる分野の研究に関して、よい効果があった場合には成果として発表されやすく、悪い結果の場合は発表されにくいものです。
専門用語では「出版バイアス」などと呼ばれます。
世の中の情報の多くは、このような現象の結果として出回っていると知っておくことで、氾濫する情報に翻弄ざれずにすむかもしれません。

砂糖と研究バイアスといえば、このような研究もあります。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24391479

甘味飲料と体重増加の関係を検討した研究をたくさん集めて結論を導くという、研究のまとめの研究(レビュー研究)が18報あったそうです。
このうち、国などの公的な研究費を用いて行った多くの研究では、甘味飲料は体重増加と正の関係があると結論づけたものが多く、一方甘味飲料の会社からお金をもらって行った研究の多くは、関連はないと結論づけていたそうです。

研究者として、客観的な結果を出し続けることの大切さを肝に銘じておきたいと感じます。

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