軽いタバコのうそ
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日本呼吸器学会 2017.12.12 UPDATE
最近、若者や女性をターゲットにした低タール・低ニコチンのタバコの宣伝が目につきます。また、中高年者にもこのようないわゆる“軽いタバコ”が人気のようです。健康志向の高まりで低タール商品が売れているのでしょうが、病気のために禁煙しなければならないのに、“軽いタバコ”を吸っているからと言い訳をする人もいます。
タバコ会社は、ずっと人々にうそをついてきました。はじめはタバコの害を否定していましたが、今では完全に害を認めています。しかし、まだ今でもつき続けているうそが沢山あります。そのひとつが軽いタバコといううそです。軽いタバコは決して害が少ないわけではなく、タバコに通気口が空いているだけです。ほとんどの喫煙者は実際に喫煙する場合にはその通気口を手でふさぐ形で吸っているので、その通気口は意味をなしていません。ただ単に軽いタバコというイメージを売りたくてそうしているのです。あなたがタバコを吸って喜んでいるのは、タバコ産業だけです。タバコ会社から搾取されている事実に気付いて禁煙してください。人を大切にする社会を実現する第一歩として、タバコのない社会にしたいと願っています。
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