5年生存率8%…星野仙一氏のすい臓がん、症状・早期発見方法・罹らない方法は?

病気・医療

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favicons?domain=biz-journal Business Journal 2018.01.14 UPDATE

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去る1月4日、星野仙一氏がすい臓がんのため亡くなった。  星野氏はドラフト1位指名を約束されていた読売ジャイアンツ(巨人)からそれを反故にされ、1969(昭和44)年、明治大学から中日ドラゴンズに入団。それ以降は、巨人への反骨心を支えに、(特に巨人戦には)気迫を前面に出す「燃える男」「中日のエース」として活躍し、1982(昭和57)年に引退するまで146勝をあげた。その後は、中日、阪神、楽天の監督として計1181勝、4回のリーグ優勝を果たした。  特に2003(平成15)年には、長く低迷していた阪神を18年ぶりのリーグ優勝に導き、13(平成25)年には楽天に球団史上初のリーグ優勝、日本一をもたらした。その名将・闘将の星野氏もすい臓がんには勝てず、日本人男性の平均寿命より10歳以上若い70歳で不帰の客となった。

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柿崎真沙子

名古屋市立大学大学院医学研究科医療人育成学分野 講師 博士(障害科学)

 私が母校・明治大学を卒業した2004年3月に、星野監督は、明治大学特別功労賞受賞のために日本武道館で行われた卒業式に現れました。当時は阪神優勝に沸いていて、阪神ファンの同級生が携帯・フィルム式カメラ・デジタルカメラの3台体制で監督の写真を撮っていたのを鮮明に覚えています。あれから約15年。まさかその15年の間に、自分が移った先の仙台に新しい野球チームができ、その監督を星野監督が務め、震災を経て星野監督の楽天が日本一になるなど、思いもよりませんでした。ご冥福をお祈りいたします。

 星野監督が罹患したすい臓がんですが、記事にある通り、発見が難しく、発見された時には転移していることも多いといわれています。国立がん研究センターからデータを持ってきていて信用できますよね。

ですが!

 この予防部分の引用もなく根拠の乏しい文章はいったいどうしてしまったのでしょうか・・・。国立がん研究センターの各がんについてのエビデンスの評価のHP(http://epi.ncc.go.jp/cgi-bin/cms/public/index.cgi/nccepi/can_prev/outcome/index)では、すい臓がんのリスク要因として、喫煙および糖尿病と関連マーカーが挙げられている以外は、データ不十分になっています。ましてやストレス(国立がん研究センターの表では「社会⼼理学的要因」)はどのがんにおいても現時点で「根拠不十分」であるという判断ばかりです。

 確かに、ストレスはある種の病気の一因にはなるかもしれませんが、ここで大々的に取り上げるほど、がんリスクの根拠があるものではありません。なぜ、ここだけこのような根拠があいまいな文章になってしまったのか。症状部分で国立がん研究センターの数値を引用しているだけに残念でなりません。

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