わかりづらい"専門外来"が増えている理由

病気・医療

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favicons?domain=president PRESIDENT Online 2018.01.28 UPDATE

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従来の診療科とは別の「専門外来」を掲げる診療所が増えている。「薄毛外来」「めまい外来」「アンチエイジング外来」……。名前は親しみやすいが、いきなり受診してもいいのだろうか。雑誌「プレジデント」(2017年1月2日号)の特集「医者の診断のウラ側」より最新事情を紹介しよう――。

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酒匂 赤人

国立国際医療研究センター国府台病院総合内科医師 公衆衛生学修士

内科とか眼科とかは標榜科目といって、法律で決められているけど、〇〇外来は自由に名乗っていいということですね。専門外来の実例を4つのタイプに分類しながらいろいろ紹介していて、なかなか面白いし役に立つ感じがします。

自由に専門外来を名乗っていいというのは何か問題が起きそうな部分もありますが、自分が受診すべき病院を探すのが難しいこともあるので、わかりやすくていい気もします。また標榜科についてもルールがあるとはいえ、特に詳しくなくても名乗れてしまうという問題もあり、以下のサイトでもとりあげられています。
自由標榜制(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/SDI201510114450.html

専門外来の中には自由診療になっているところもあり、健康保険の対象外で高額にはなるものの、自由診療を行う医師には自分の腕に自信があるケースが多い、とありますが、あまりそうは思いません。日本の保険診療では、情熱大陸やプロフェッショナルなどのTV番組でとりあげられるような有名な医師が診療しようが、若手や平均的な医師が診療しようが基本的に費用は一緒です。保険の対象外で自由診療になっているのは予防に関すること、美容に関すること、本当に効果があるのか十分な根拠がないこと、などが多く、がんの免疫療法などを含めて「法外な費用がかかりそう」「信頼できるかわからない」というのはそれほど間違ったイメージではないと思います。もちろん自由診療イコール怪しくて高い、ということを言っているわけではないですが、ブラックジャックのように高いお金を払うとすごい手術で命が救われる、みたいなことはあまり日本ではないと思います。

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