世界のセレブはなぜ、タバコを吸うか

健康・予防

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favicons?domain=president PRESIDENT online 2018.02.14 UPDATE

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少し古い話になるが、たばこ特別税は旧国鉄が民営化されてJRになる際の負債28兆円を償還するために誕生した。税率は一般のタバコで1000本につき850円。つまり1本につき1円程度を喫煙者から徴収し、国鉄の借金は返済されている。今のJRは、喫煙者に対して感謝の気持ちを忘れていないだろうか。 JR東海の新幹線では、昔はあった喫煙席を廃止。グリーン車3両につき喫煙ルームが2つ隣接している。普通車は10両に4つ。自由席は3両にたった1つだ。JR東日本に至っては、全車両禁煙である。最近では駅のホームの喫煙スペースも端に追いやられている気がする。この風潮に私は大きな違和感を抱く。

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柿崎真沙子

名古屋市立大学大学院医学研究科医療人育成学分野 講師 博士(障害科学)

2015年の記事ですが、たまたま他の記事を探していて目に付いたのでコメントします。

『喫煙率が年々ここまで下がっているのに肺がんが急増しているのを考えれば、タバコを肺がんの原因とするのは間違いだ。』とありますが、これは使い古されたトリックで、HealthNudgeでも田中先生がコメントしていますね(グラフによれば、たばこは無害?→http://healthnudge.jp/8298)。田中先生のコメントから飛ぶと記事が削除されていますが、アーカイブに格納されていました(http://archive.fo/A4ljj)ので、ぜひこちらを一読いただけたらと思います。

また、『私が会ったセレブはみんなタバコを吸っていた。』とのことですが、セレブと呼ばれる方々がどの程度いて、そのうちどのくらいの方とお会いになったのでしょうか。セレブと呼ばれる層が仮に10万人くらいいたとして、お会いした方が100人、全員喫煙者だとしてもそれははたして「セレブはタバコをすっている」ということができるのでしょうか。分母と分子を明確にすることはとても大切ですよね。

他にも『高級ホテルで喫煙フロアが禁煙フロアよりも高い階層にあるのが8~9割。禁煙フロアが上にあるのは米国のワシントンを中心とする一部地域だけだ。』とありますが、喫煙フロアのほうがセレブな場所にある、といいたい文章なのかと思います。しかしながら、これは単にたばこの煙が上に昇り、受動喫煙のリスクがあるから上階に喫煙フロアが設定されているだけではないでしょうか。何事もいいようですね。

この飯島氏は、この記事の最後でも触れられていますが寝タバコで火災を引き起こしかけたそうで、老体に鞭打って天気が悪い日も外でタバコを「命がけで」すっているそうです。

多くの疫学、公衆衛生関係者も人生かけてタバコ問題に取り組んでおりますので、ご理解いただければと思います。

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