7年目の3.11 防災備蓄食品を「食べずに捨てる」から「おいしく食べる」で食品ロスを減らす取り組み

食事

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favicons?domain=news.yahoo.co yahoo!ニュース 2018.03.24 UPDATE

2018年3月11日に、東日本大震災から7年目の3.11を迎える。防災備蓄食品については、行政での大量廃棄の問題が取り沙汰される。自然災害の多い日本、備蓄は避けられない。防災備蓄食品はどうあるべきか。

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柿崎真沙子

名古屋市立大学大学院医学研究科医療人育成学分野 講師 博士(障害科学)

 行政における大量廃棄が問題になる、防災備蓄食品について述べられている記事です。防災・減災の基本は自助→共助→公助の順ということで、これにそって対策がまとめられています。自助よりも共助以降のほうが詳しく事例が取り上げられている印象です。

 自分の命を自分で守る自助、ということで自分たちで備蓄をする場合は、無駄をなくす事例として使ったら、使った分だけ買い足していく・・・という方法としてローリングストック法が紹介されています。これは私も実際缶詰などで取り入れていますが、普段より少し多めに買って一定数ストックしておき、使う分だけまた買い足すことで賞味期限切れなどの無駄が省けるのでお勧めです。ポイントはストック数をちゃんと決めておくこと。決めておかないといつのまにかなくなっていたり買いすぎてしまったりしてしまうので注意です。

自治会や町内会などの地域コミュニティや、事業者などの単位で助け合うことを指す共助。これについては、無駄をなくす事例として、事業者と自治体の連携、食べ慣れたもの、味の良いものを備蓄する、職員に配る、フードバンクに寄付する、があげられています。昔防災の日に学校で備蓄していた乾パンが配られたことがある方も多いのでは。それがこれに当たると思います。

国や地方公共団体など、行政による支援を指す公助(こうじょ)において備蓄の無駄をなくす事例としては、行政の備蓄をゼロにして個人に任せてしまう方式、地元企業と災害協定を締結する、普段食べる食品を防災備蓄にする、希望者に配布する、学校給食で活用する、防災イベントで活用する、などがあげられています。

公助のいっそ備蓄をなくしてしまうというのは極端だなあと思いますが、期限切れになると大量に備蓄食品が廃棄されてしまうので、もしこれをご覧になっている方で地域や会社の備蓄を担当している方がいらっしゃれば、参考にしてほしい記事でした。

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