「タバコと貧困」は手をつないでやって来る
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Yahoo!ニュース 2018.04.16 UPDATE
健康志向が高まり、先進諸国の喫煙率とタバコ消費は総じて下がり続けている。タバコ産業はグローバルな寡占産業でもあるが、市場開拓を新興国や発展途上国などの中低所得国へシフトし、これらの国々の喫煙率が問題になりつつある。最近これに関する論文が出た。
バックパッカーとしてアジアや中南米などを旅行していたことがありますが、当時の日本と比べてもタバコを吸う人は多かったですね。日本の喫煙率が減った今ではその差はもっと大きいのかもしれません。
市場が縮小すれば営利企業としては他に商品が売れそうな地域や顧客を探すのは当然だとは思うのですが、企業に求められるのが利潤だけではなく、持続可能性や社会的責任なども重視される時代の中で本当にいいのかなと思います。日本が原発をインドやトルコなどの海外に輸出しようとすることも、似ているような気がします。自分の健康だけでなくみんなの健康も、自分の国だけではなくほかの国の幸せも考えることは大事ですよね。
僕は喫煙問題の専門家ではありませんし、引用されている論文も読んでいないので申し訳ないのですが、独りよがりな文章ではなくいろいろな研究に言及し、かつその論文をちゃんと読めるように雑誌名などをきちんと明示してあるこの文章は信頼できそうだなという感じがします。
学歴や収入の高い人ほど受動喫煙の害から逃れ、社会的に不利な立場にいる人ほど被害を受ける「健康格差」があり、放置すれば健康格差はますます拡大する、というヘルスナッジの以前の記事もあるのであわせてどうぞ。
http://healthnudge.jp/11962
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