がん「治った」へ右肩上がり サバイバー生存率、力に
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朝日新聞 2018.05.28 UPDATE
がんと診断されてから過ごす月日が重なるほど、その後の生存確率が高まっていく。そんな面に着目したがんの統計「サバイバー生存率」を患者への説明や支援に活用する動きが始まっている。がんとともに生きていく人たちのための新しい指標といえそうだ。
確かに生存率(または死亡率)って、癌と診断された場合とか、進行してしまった時には結構患者さんとも話すけど、治療してある程度落ち着いていたりする状況ではあまり話題にならない気がします。でも患者さんからすれば、最初に告知されたときのままの数字で受け止めているので、本当は1年とか3年とか治療を頑張っていれば将来の見通しが当初よりも改善しているのに、気づかないままになっているのかもしれません。医者もあまり意識してなかったり、説明しようにもデータがなくてわからないのかもしれません。
例えば5年生存率が10%という厳しい予後の癌だとしても、治療ができなかったり、治療が効果がなかったりして亡くなってしまう人は比較的早い時期に多く、治療である程度効果があって、1年、2年、3年と時間がたった人は、その後に亡くなる確率は低くなっているということだと思います。
まだ確立されたものではないので、精度が高いとはいえないようですが、患者さんのその後の人生を考えるうえで役に立つし、今後も研究が進んで、医師も使い、患者さんも知るようになるといいですね。
文中の伊藤ゆり准教授って知り合いではないけどどこかで聞いたことある名前だなと思ったのですが、ヘルスナッジに参加されている研究者の方で、以下の記事ではがんサバイバーの生存率の話も出てきます。本来はご本人に今回の記事も紹介して頂けたらいいと思うので、僕の記事との重複は気にせずに投稿していただけることを期待したいですが。
世界の「がん患者の5年生存率」国ごとに格差 生存率が高い国は?
http://healthnudge.jp/12202
残念ながらデジタル版では登録しないと最後まで読めないのですが、上記のヘルスナッジ記事にも紹介されているサイトでは、「知ることで希望が見えてくる」~がんサバイバー生存率紹介リーフレット~が閲覧できるので、読んでみるとわかりやすいと思います。
http://www.mc.pref.osaka.jp/ocr/data/data2/leaflet.html
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