オウム死刑囚が執筆した論文をレビューする
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Atlas 2018.05.31 UPDATE
オウム真理教の元信者、中川智正死刑囚が執筆した論文が学術誌に掲載されたというニュースが飛び込んできた [link]。ニュースを見た時は「どうせ後ろの方に名前を載せてもらっただけだろ」と思っていたのだが、実際に論文を読んでみてビックリ。ファーストオーサー(筆頭著者)として論文を執筆している。 タイトルは「Murders with VX: Aum Shinrikyo in Japan and the assassination of Kim Jong-Nam in Malaysia(VXによる殺人~日本におけるオウム真理教とマレーシアでの金正男氏暗殺)」だ。本記事では、「死刑囚が書いた科学論文」という、世にも珍しい論文を紹介する。 最初に断っておくが、私は化学の修士号を持ってはいるものの、化学兵器やオウム真理教に関する知識はあまり持ち合わせていない。調査をした上で記事を書いているが、参照元がWikipediaなどのネット記事であるため、もしかしたら間違っている箇所があるかもしれない。その点ご了承ください。
少し前に話題になった、学術誌に掲載された中川智正死刑囚が執筆した論文の解説をしたブログエントリです。正直、化学についてはよくわからなかったので、化学系の修士号を持っている方が、実際論文を読まれて解説されていて、かつニュースより詳しかったのでとても興味深く読ませてもらいました。
論文といえば、半年ほど前、ジャニーズの滝沢秀明さんが共著に加わった論文のニュースや(所属はジャニーズ事務所)、天皇陛下も論文を出されていますね(所属は皇居)。その中でも今回の論文は死刑囚がファーストオーサー、所属が拘置所ということで、私もこのブログの著者と同様「科学ってなんて懐が深いんだろう」と思いました。
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