「正しい医療情報」とは だまされない付き合い方

病気・医療

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favicons?domain=www.asahi 朝日新聞 2018.06.12 UPDATE

怪しい医療情報がまとめられたサイト「WELQ(ウェルク)」の問題をきっかけに、正しい医療情報へのニーズは高まっています。ネット時代の医療情報との付き合い方をテーマに取材を続けるBuzzFeed Japan(バズフィードジャパン)の記者・朽木誠一郎さん(32)は3月、「健康を食い物にするメディアたち」を出版しました。「人は、信じたいものを信じてしまう、『疑おう』としないと疑えない。だまされないためにはどうしたらいいのか、少しでもその助けになれば」と話します。さらに「よりよい医療情報の発信に向けて、ネットも既存メディアも連携して取り組んでいきたい」と訴えます。

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近藤尚己

東京大学 大学院医学系研究科 健康教育・社会学分野 保健社会行動学分野 准教授 医師 社会疫学者

トンデモ医学記事を連発して大きな批判を受け、閉鎖された健康情報サイトWelqの事件、その初めの報道をした医療ジャーナリスト朽木さんのインタビューです。

わたしもインタビューの元となった朽木氏の書籍「健康を食い物にするメディアたち ネット時代の医療情報との付き合い方 」を読みました。平易な言葉で、気を付けるべき医療記事、その社会的問題、どうやって防ぐのかについての意見がコンパクトにまとめられていました。

Welq事件をきっかけに、グーグル社は検索アルゴリズムを変えて、できるだけ公的で信頼できるサイトが検索結果の上位に来るようなものに変わるなど、少しずつ業界の自浄作用が働いています。国も規制と、業界自主規制、市民の監視など、可能なことを組み合わせて、悪意のあるメディアの犠牲になり命を落とす人が一人でも減ることを期待します。

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