<5>歯学部が実証 歌うことで嚥下率が高まりストレスも軽減
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日刊ゲンダイヘルスケア+ 2018.08.01 UPDATE
近年、関心を集めている「誤嚥性肺炎」の予防対策として、身近にある「カラオケ」にも効果があることが分かってきた。 口から物をのみ込む働きを嚥下機能という。加齢とともにこの機能が低下する。結果、口から食道に送り出される食べ物や飲み物、あるいは唾液が、空気が入る肺に入ってしまうのだ。 こうした症状を「誤嚥」といい、誤嚥性肺炎は、誤嚥によって細菌も器官を通して肺に入り込み、炎症を起こす病気だ。
カラオケで飲み込む力が改善するのかをみた、面白い研究ですね。
しかし、記事を見る限りでは参加者全員にカラオケをしてもらっているようです。これではカラオケの効果(=カラオケした人としなかった人の嚥下機能の差)がわからず、エビデンスレベルとしては低いものになってしまいます。例えば、20人参加者をあつめて、くじで選んだ10人に歌ってもらい、残りの10人には何もせずに、その後の嚥下機能を比較する、などがより適切な研究方法になります。
一人カラオケでも効果があるのか、それともみんなでワイワイ歌ったほうが効果があるのか、も興味のあるところです。
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