「胃瘻を始めたらやめられない」は大誤解
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毎日新聞 2018.08.05 UPDATE
家族が口からものを食べられなくなったらどうしますか? 本人が元気だった時に、事前に話し合っていればよいのですが、脳梗塞(こうそく)などで突然食事ができなくなってしまったりすると、本人の意思がはっきりしないまま、家族が重大な選択を迫られます。食育書「新装版管理栄養士パパの親子の食育BOOK」(内外出版社)の著者で、管理栄養士の成田崇信さんが、改めて人工栄養法について解説します。
脳卒中、進行した認知症、事故での頭部外傷、口やのどの癌など、いろいろな病気が原因で口から飲食をできなくなってしまうことがあります。その場合の栄養のとり方の一つに胃瘻があります。今回の記事にも「胃瘻に悪いイメージを持ち、経鼻経管栄養や中心静脈栄養を希望する家族が最近は増えていると感じます」とありますが、僕も同感です。今回の記事は他の選択肢とも比較しながら、胃瘻の誤解を解きながら分かりやすく解説していて、いい記事だなと思いました。
この記事を書いたのは誰かなとみたら成田さんという管理栄養士さんで、過去のヘルスナッジを振り返ってみたら以前にも「おにぎりは素手でにぎるのが一番?」という記事でも成田さんの記事を取り上げていましたのでよければそちらも。
http://healthnudge.jp/12298
胃ろうについてもう少し詳しく知りたいなという人には「認知症患者への胃ろう、どうしたらいい?」という朝日新聞デジタルの記事を挙げておきます。ちょっと長めですが丁寧な解説文で、私自身の論文もごく一部引用してくれているという極めて個人的な理由もあって、紹介しておきます。
http://www.asahi.com/apital/articles/SDI201512034245.html
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