あなたが買っている「体にいい水」はニセ科学かもしれない
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講談社ブルーバックス ラボ・フェイク 2018.08.27 UPDATE
人はなぜ、「科学らしいもの」に心ひかれてしまうのか……? 東京大学大学院で地球惑星科学を専攻、大学勤務を経て小説デビューし、「ニセ科学」の持つあやしい魅力と向き合うサスペンス『コンタミ 科学汚染』を上梓した作家・伊与原新氏。同氏が生み出した、ニセ科学に魅せられた科学者・Dr.ピガサスが今回、語るのは、世界中で巨大なビジネスを生み出してきた、健康効果のあるという「水」の科学史。そこからは、科学とフェイクのゆらぎが見えてくる──。
最近のヘルスナッジで、「粉末の水素水」発売 食べ物などに混ぜて利用
http://healthnudge.jp/12348
という記事が取り上げられていましたね。
水素水にはかなりニセ科学のイメージが感じられることもあり、また以前とりあげられていた「“奇跡の水” 水素水に驚くべき健康効果」
http://healthnudge.jp/11427
という虚構新聞の記事の記憶もあったので、いかにも虚構新聞の記事っぽいタイトルだなと思っていたら岐阜新聞の記事だったので驚きました。
今回取り上げたのは、理系の研究者を経て作家になった方による「ラボ・フェイク」というニセ科学をとりあげた連載記事です。僕自身は水の研究者ではないし、この作家の本も読んだことはないし、この記事で参考文献としてあげられている本も読んだことはないので、この記事が本当に正しいのかはわからないといえばわからないのですが。ただ、歴史的なことも振り返りつつ、いろいろな文献を引用し、水素水を含めた水にまつわるニセ科学(ビジネス)を解説していて、面白い記事だしある程度信用してよさそうな記事だなと思いました。
この方自身は水の研究者でも医療の専門家でもないけど、いろいろ調べてから記事を書いているようで、他の記事もいろいろな分野に渡っていて結構ためになると思います。ニセ科学のいろいろなバリエーションとそこに共通するパターンがわかってくると、引っ掛からないようになるかもしれないですね。
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