5~18歳の290人研究で判明 子供のIQは朝の米食で変わる
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日刊ゲンダイヘルスケア+ 2019.02.28 UPDATE
2月1日は、首都圏の中学受験の天王山。そこから高校受験や大学受験もヒートアップしていく。受験生を抱える親にとっては気が気じゃないシーズンだろうが、近い将来、受験を迎える世帯にとっては、これから先の毎日の米飯が子供の学力アップはもちろん、ひいては受験結果を左右するかもしれない。 米は学力アップの可能性を秘めている食材だ。ちょっと古い研究だが、東北大加齢医学研究所所長の川島隆太教授は2010年、科学誌「PloS ONE」に脳の発育と食事に関する研究結果を発表。その成果がスゴイ。研究内容をおさらいしよう。
朝食にごはんを食べる子どものほうが、パンを食べる子どもよりもIQが高いという記事のようです。
だからといって、朝はごはん食のほうがよいのでしょうか。
朝食にごはんを食べることができる子どもって、どんな生活習慣を持っているでしょうか。
食事を用意してくれる人がいて、
ゆっくり時間をかけて朝食が食べられていて、
朝は早起きできていて、
ということは夜は早く寝ていて…
というような生活習慣が子どものIQによい影響を与えているかもしれません。
また、朝食にごはんを食べる人と、朝食にパンを食べる人では、1日全体で摂取している栄養素に違いがあるとの研究結果もあります。
(Sasaki et al. J Community Nutr 2002; 4: 83-89)
たとえば、ごはん朝食の人ではパン朝食の人よりも、飽和脂肪酸の摂取量が多くなります。
これは決してパンに含まれる飽和脂肪酸が多いのではなくて、パンと一緒に食べられるおかずに飽和脂肪酸が多く含まれるのが一因のようです。
たとえ朝食にごはんを食べる人のIQが高かったとしても、その理由はごはん以外のところにあるかもしれません。
この研究結果をもとに、「だから朝食にごはんを食べよう」というのは、ちょっと時期尚早かなという気がします。
ほかの理由の可能性も知ったうえで、この記事を読む必要があるだろうと思いました。
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