慢性便秘治療、選択の幅広がる 新薬や漢方使いやすく
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日経Gooday 2019.05.06 UPDATE
治りにくく、生活の質を大きく下げる慢性便秘は人口の高齢化に伴って患者が増え続けており、推定で約450万人の患者がいるとされる。新薬が相次ぎ登場し、漢方薬も作用が明らかになるなど、症状や年齢ごとにきめ細かく対応できるようになった。ただ便秘は不規則な食事や運動不足なども影響している。専門家は「薬での治療だけでなく、生活習慣の見直しも重要」と指摘している。
便秘薬の選択肢が広がったことを書いている記事です。ここ数年で医療用の便秘薬が数種類認可され、患者さんの選択肢が広がってきています。
記事にはアミティーザ、リンゼス、グーフィスなどの近年発売になった便秘薬が登場しています。
ここでもうひとつ気にかけたい、これらの薬の薬価を比較したいと思います。アミティーザは123円(24μg)、リンゼスは89.9円、グーフィスは105.8円と、比較的高額です。これと比べて、従来より多く使用されているマグミット錠は5.6円(330mg)です。確かに、慢性便秘で酸化マグネシウム製剤が何らかの理由で使用できない人にはこれらの新しい便秘薬は選択肢としてありますが、医療費のことを考えると、酸化マグネシウム製剤を使用できる人は従来の酸化マグネシウム製剤もこれまでどおり選択肢にあると思います。薬の選択の際はこれらのことも含めて医師や薬剤師とよく相談するとよいと思います。
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