「花粉分解」マスク “根拠認められない” 消費者庁
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NHK 2019.07.08 UPDATE
着用すれば「花粉を分解する」などと宣伝して販売されていたマスクについて、消費者庁は、表示のような効果を示す合理的な根拠は認められないとして、東京や仙台の4つの会社に対し、現在の表示を速やかにやめ、再発を防止することなどを命じる行政処分を行いました。
春先は花粉症でマスクをする人たちであふれかえりますよね。私も軽い花粉症なので、これ以上重症化しないようにと、花粉の時期はマスクでがっちり花粉の侵入をガードしています。
そんな辛い花粉症。光を当てるとたんぱく質などを分解する「光触媒」をマスクの素材に混ぜ、「花粉を水に変える」「光で分解」などと表示して販売されているマスクがあれば、わらにもすがってしまう人もいるかもしれません。
この記事は、そんな効果をうたうマスクを販売する会社に、消費者庁が表示の裏付けとなる資料の提出を求めたところ、そのような効果を示す合理的な根拠は認められなかったという記事です。まあ、よくよく考えたらマスクに含まれる程度の光触媒で、花粉(=たんぱく)がたやすく水になるかというとちょっと疑問を感じます。本当にそんなに効果があるなら、同様にたんぱく質でもある肌の角質とかも分解されてマスクに触れた指やお肌もすべすべになりそう・・・(いや、ならないから問題になってるんですが)。
ただ、消費者庁が名指しした下販売会社4社のうち、某製薬会社さんの回答だけがやたら強気なのが気になります。法的処置を検討中とのことですので、今後の展開に注目したいと思います。
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