薬をとるか?母乳をとるか?パニック障害の女性が育児中にぶつかった大きな壁とは

出産・育児

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favicons?domain=limo LIMO 2019.07.30 UPDATE

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パニック障害という病気を20年抱え続けながら、出産を経験し、今も育児真っ最中である作者のしらたまママさん。 常に他人に分かるような症状が出ていないことも多いことや、パニック障害という病気についての正しい知識を持っている方も多くはないために、職場や日常生活などで理解されないことも多く、そのことで苦しんでいる方もおられるという現状があります。そして、しらたまママさんもそんな一人。 第6話の今回は薬と授乳の問題について語ります。

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松下綾

薬剤師 医科学修士

授乳と薬のことが書かれた記事です。
産後間もなくの神経質になっているところに、薬と授乳の悩みはつらいものですね。
観察研究によれば多くの薬物について授乳婦が服用しても児への影響はほとんどない(妊娠と授乳、南山堂)とされていますが、投与すべきではない、慎重に投与すべきであると結論されている薬もあります。
その中にパニック障害の治療にも使われることのあるSSRIがあります。SSRIは児への大きな悪影響は見込まれないとされていますが「慎重投与」と結論されています。慎重投与…解釈の難しい言葉ですよね。
一方、薬の添付文書の多くには服用中は授乳を避けること、などと記載されており、これに医療者も患者も悩まされています。知識の浅い薬剤師からこの添付文書を見せられて医師は授乳してよいといったのに、怖くなって母乳をあきらめる患者さんもいます(薬剤師、もっと勉強しよう!ごめんなさい…)母乳育児のメリットは多くあります。起こりえるリスクを理解したうえで、慎重に服用しながら授乳を続けることのできる薬も多くあります。国立成育医療センターなどの専門機関へのコンサルトを考慮することもよいのではないでしょうか。

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