「逃げろ」だけでは無責任 子どもの居心地のいい場所を見つけるために
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BuzzFeedNews 2019.08.28 UPDATE
夏休みがもうすぐ終わろうとする今、ひとりぼっちでつらい思いをしている子どもがたくさんいる。 学校に行きたくない。でも家にもいられない。どこにも自分の居場所がない。 追い詰められていく心にどうやったら手を差し伸べることができるのだろう。 発達障害の専門家で、不登校の子どもや学校に行きしぶる子どもを長年診てきた小児科医、平岩幹男さんにお話を伺った。
夏休み明け(9月1日が多い)に増える、こどもの自殺についての記事です。児童精神科の先生にインタビューされていて、専門的な視点から、背景要因、注意すべきサイン、学校保健のシステム的な問題、などについて丁寧にインタビューがまとめられています。
ただ一点、個人的に少しだけ残念だなと思ったのは、図書館は緊急避難であってちゃんと具体的に逃げられる場所を示さなければ、といわれているのに対して、じゃあどこに逃げればいいの?という答えがはっきり明示されていなかった点です。そうなると、個人的にはやはり図書館がまずは第一選択肢としてあがるしかないのではないのかなあと思いました。
ちなみになぜ図書館かというと、数年前に鎌倉市中央図書移管の職員の方が「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい」とTweetしたからなんですよね(https://www.huffingtonpost.jp/2017/05/31/kamakura-library_n_16899476.html)。賛否両論を含め、当時大きな反響がありました。しかし、この反響以降、結局図書館以上の逃げ場を現状として私たちは作ることができていない気がします。どうしたら9月1日問題を防ぐことができるのか。色々と考えさせられる記事でした。
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KOJIMA, Satomi
「図書館以上の逃げ場」
逃げ場としての図書館、って最高の賛辞と高い信頼の表れではないだろうか。
そして、司書はどれだけこのことを意識できているのか。
個人的には、図書館もそうだ(でありたい)けど、お寺さんもそうなんだよねって先月ようやく気づいたところ。
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