僕たちは単なる「素材」ですか? もう悲しい物語に足を引っ張られたくはない

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favicons?domain=www.buzzfeed BuzzFeed News 2020.03.11 UPDATE

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「震災と被災者を『素材』として扱っていいのか。何のための震災報道なのか」 宮城県女川町は東日本大震災による津波で建物の8割が被災し、死者・行方不明者の数は900人を超えた。あの日から9年、女川では、復興へ向けた明るい話題も増えつつある。

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柿崎真沙子

名古屋市立大学大学院医学研究科医療人育成学分野 講師 博士(障害科学)

2011年3月11日に起きた東日本大震災から9年がたちました。震災2年後より毎年行っている女川町の知り合いを取材した記事を見つけたのでご紹介します。



この記事は、私のコメントは本当にどうでも良いので、BuzzFeedさんの記事を最後までちゃんと読んでもらいたいです。そして医療系なのか健康情報なのかといわれればちょっと異なるとも思うのですが、やっぱりこの時期ですし、取材される側の声として大切なことがたくさん書かれていると思うのでご紹介します。



 折々のメッセージのやりとりなどで、お会いした数は多くはないのですが、その中でも高橋正樹さんがふと投げかける疑問はいつもはっとさせられます。「震災を忘れないという手段が目的化してしまっているのではないか」「『震災を忘れない』ということの先に、果たして何があるか。心を痛めている人も心に傷を抱えている人も、トラウマを抱えている人もいる。前に踏み出せない人だっている。でも、そこばかりを伝えるのは違うんじゃねえかって思うんだ」



 来年は震災から10年。私たちができることはなんでしょうか。私もこの時期に必ずナッジでは災害関連の記事を取り上げるようにしていますが、本当にそれがいいことなのか。色々考えてしまうこともあります。私も、忘れないってどういうこと?と常に自問自答ではあるのですが、取材姿勢についてなど、取材される側の考えや感じ方として多くの関係者に読んでもらいたいと思いました。ストーリーありきというのは、こういった記事以外にも共通するような気がします。高橋さんたちの作る女川、すごいんですよ。私は毎年ほや食べに行ってますが、たくさんの人に通ってほしい街です。余談ですが、高政さんの淡雪チーズは食べたら止まりませんのでご注意を。

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