アメリカ人に正しいマスクの着け方を教えてあげるニャ 猫の啓発ポスターが「可愛く、わかりやすい」と話題

健康・予防

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favicons?domain=maidonanews まいどなニュース 2022.03.15 UPDATE

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「オペ室のフロントデスクに↓が貼ってあって、かわいくていつもついつい立ち止まってしまう」とツイートしたのは、米在住の外科医で愛猫家のDr. Catさん(@dramerica88)。そこには、新型コロナウイルス感染症予防の啓発のためにマスクを付けている猫のポスターが映っていました。鼻マスクなど間違った付け方をしている猫も描かれていてとてもユニークで分かりやすいと、ネットでも評判になりました。

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大西一成

聖路加国際大学大学院 公衆衛生学研究科 准教授  博士(医学) 環境疫学 公衆衛生学

日本ではコロナ前からもずっと言われている話ですが、「せっかくマスクをつけているのなら、口と鼻をしっかり覆おう」というメッセージを伝えるポスターの話です。
マスクの効果を発揮させる、させないのは、着用者次第で使いこなしに左右されます。
目的に合わせて、マスクの種類を選ぶのも着用者次第。
目的に合わせて、マスクの付け方(扱い方)を変えるのも着用者次第。
目的(期待する効果、求める効果)とマスクの種類、付け方が一致していないため、期待と反した結果が起きます。そうすると、「マスクをつけていたのに新型コロなウイルスに感染した」「マスクをつけていたのに、花粉症のくしゃみが止まらない」というコメントが出て、マスクは意味がないとマスクのせいになってしまいます。
いくら性能の良いフィルターのマスクを使用していても、いわゆる「鼻出しマスク」「顎マスク」は、防護具の使用とは言えず、呼吸器等の保護にはつながりません。

死亡率が高く重症化しやすいウイルス等に対する感染症対策においては、一般の方であっても、吸気抵抗と排気抵抗の小さい(息苦しくない)防じんマスクを選択し、自分の顔に合うことを確かめた上で、耐えず着用するということが理想的な対策となります。
しかし、どの程度防ぎたいのか、何を優先するのかも、個々の価値観に左右されます。新型コロナウイルスでは、曝露(吸引)されるウイルス量を減らせるだけでも感染を免れる可能性が指摘され始めているため、現状では、マスクの厳密性はそこまで求められません。また、マスク以外の対策でも感染症の成立を免れることもあります。

空気感染やマイクロ飛沫感染が確実に起きている状況ですと、使用するマスクもイラストに描かれているような不織布のサージカルマスク(衛生マスク)で口と鼻を覆っていても(微小な隙間が生じて顔にフィットしにくい点で)不十分な対策になってしまう場合があります。
マスクの種類、付け方、価値観、着用する環境状況、骨格など、マスクを扱うための正解は多元方程式で求めるようなもので、一人一人の答え(正解)が異なります。コロナ禍に限らず、マスクは昔からさまざまな要因を加味して自分に最適なマスクが選ばれ、効果を発揮させるアイテムです。

万能マスク=多くの人の顔に合い、簡単な扱いで多くの目的を同時に達成できるマスクは、まだ現れていません。そのため、ひとたび、感染症が流行するとマスクの選び方と扱い方の知識が、自分や他人の命と健康を左右してしまっているのが今の現状です。

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