親の学歴が高く収入が多いほど子どもの脳は発達している
- 2,366
- 9
- 1
Medエッジ 2015.05.12 UPDATE
(2015年4月13日 Medエッジより) 2012年5月ユニセフが発表した「裕福な先進国での児童貧困のデータ(New league tables of child poverty in the world’s rich countries)」がある。その中に先進35カ国の子どもの貧困率の図が示されているが、考えさせられる。
まずマクロな話でいうと、「教育は国家百年の計」と言われますね。力を持った国家は成長期→成熟期→衰退期のプロセスをたどりますが、日本は今、成熟期にあり、今後、衰退期に入ると考えられますね。歴史上のスペイン、オランダ、フランス、イギリスの衰退を見ても、この流れには逆らえない。でも、なんとか国の力を維持したい。そのために重要なことのひとつは、やはり教育ですね。親の教育歴・収入レベルが低い家庭の子供の教育支援策の重要性を考える上で、日本でもこの記事のような研究が出ると、力強い裏付けになりますね。
次にミクロな話でいうと、僕の親も教育歴が短くボンビーだったので、はい、僕の脳の皮質も薄いでしょう。だいぶ前に気づいてましたが。かなしー! 努力でカバー。ガンバ大阪。
送信完了
いいね!しているユーザー一覧
コメント編集
この著者による他の記事
アクセスランキング
安藤絵美子
大妻女子大学非常勤講師
社会規範の例外「ポジティブな逸脱者(positive deviance)」にも注目したいです。健康トピックで言えば、衛生状態の問題から子どもの低栄養が深刻な地域で、同じような経済状況なのになぜ一部の子は元気なのか?などが典型例です。状況改善のヒントがありそうです。
このコメントにいいね!する
4件