なぜ、生活保護者の医療費は2.6倍なのか NEWS FILE

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favicons?domain=president PRESIDENT Online 2015.05.08 UPDATE

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(2015年3月18日 PRESIDENT Onlineより) 1兆6759億円。 これは、2012年度のわが国の生活保護費のうち医療扶助として支出された金額である。人口約620万の千葉県の総予算が約1兆7000億円で、それに匹敵する額が生活保護受給者の医療費に使われている。

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長谷田 真帆

東京大学大学院 医学系研究科 社会医学専攻 健康教育・社会学分野 博士課程 医師 家庭医療専門医・在宅認定専門医

所得の低い人が様々な病気にかかりやすいことはわかっていますので、医療費がやや多めにかかってしまうのはやむを得ないでしょう。しかし、2.6倍となると、かなり多いですね。記事でも触れられている通り、「生活保護受給者より生活水準が低い」レベルの人たちは、受診を控える傾向が強いと思われますので、早急に対策が必要です。「不適切」な医療サービスの利用を適正化することは、仕組みを持続可能としていくためには重要なことですね。
具体的には、レセプトの手前で、すなわち受診時の医療機関や調剤薬局で、重複受診・重複処方や残薬にきちんとチェックがかかる仕組みができるように、電子カルテやオーダリングシステムを共通のものにしたり、医療でもマイナンバー制度を導入したり、といった対策が、今後期待されます。

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この記事へのコメント

  • 医療にマイナンバーが導入されるのを待たなくとも、生活保護者の医療受診の内容は、管轄している都道府県・政令市には情報が上がってくる(レセプトが上がってくる)ので、重複受診や、重複処方は、今でもわかると思うのですけどね。
    何が、そのチェックを不可能にしているのでしょうかね?

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