塩分は控えめに…ってどれくらい?:医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ
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日経Gooday(グッデイ) 2015.05.22 UPDATE
(2015年5月2日 日経Gooday(グッデイ)より) 食、医療など“健康”にまつわる情報は日々更新され、あふれています。この連載では、現在米国ボストン在住の大西睦子氏が、ハーバード大学における食事や遺伝子と病気に関する基礎研究の経験、論文や米国での状況などを交えながら、健康や医療に関するさまざまな疑問や話題を、グローバルな視点で解説していきます。 今回は日本人にとっては身近な「塩分」について。控えめにとか摂りすぎは良くないなどと常々言われていますが、一体どれくらいの摂取量なら、塩分を控えたことになるのでしょうか?
「塩分のとり過ぎは良くない」はかなり常識に近いと思っていましたが、よくよく論文を調べてみると、「実はそうではない」という研究が散見されます。この記事で紹介されている論文に限らず、「食塩のとらなさ過ぎが死亡率を高める」ことは報告されています。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24651634
いずれにしても、まだ議論が続いていることですので、こういうときは「中庸」、とり過ぎは良くないし、極端に気にし過ぎるのも良くない、と考えるのが良いのではないでしょうか。ただし、すでに血圧が高い人はしっかりと塩分コントロールしましょうね!(あとカリウム摂取も心がけましょうね)
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