アスピリン、米国の飲む人が異様に増えている薬、大人の半数以上が常用
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Medエッジ 2015.05.12 UPDATE
(2015年5月12日 Medエッジより) 米国の調査によると、飲む人が異様に増えている薬があるようだ。 米国オレゴン州立大学のクレイグ・ウィリアムズ氏らの研究グループが、予防医学の国際誌であるアメリカン・ジャーナル・オブ・プリベンティブ・メディシン誌において2015年4月16日に報告している。
アスピリンの予防内服は、記事中にある米国予防医学専門委員会(USPSTF)が、45-79歳の男性ならびに55-79歳の女性に対し、心筋梗塞・脳梗塞の予防に「強く推奨する」とするガイドラインを、2009年に発表しています。ですので、アメリカで処方が増えるのには不思議はありません(なお、大腸がんの予防投与に対しては2007年に「推奨しない」となっています)。
しかし、日本人とアメリカ人は違います。日本人が、アスピリンを予防的に飲むことの効果については、過去の研究でははっきりしないという結果でした。記事にある通り、胃潰瘍やケガなどの際の出血のリスクも高くなりますので、自分が飲むべきかどうかについては、かかりつけの医療機関で相談した方が良いでしょう。
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長谷田 真帆
東京大学大学院 医学系研究科 社会医学専攻 健康教育・社会学分野 博士課程 医師 家庭医療専門医・在宅認定専門医
江戸っ子さん、それも大変重要なポイントですね!予防のための薬がかえって害になる可能性もありますから、自分がメリットを得られる可能性が高いかどうかは、よく検討する必要がありますね。
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江戸っ子
アスピリン喘息も心配ですよね。私は、子供の時に喘息持ちでしたので、お医者様のススメでロキソニンをやめてカロナールに変更しました。
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