長時間のデスクワークは危険? 女性の"座り過ぎ"と乳がんリスクの関連性が明らかに
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HEALTH PRESS 2015.05.14 UPDATE
(2015年5月9日 HEALTH PRESSより) 毎日オフィスで長時間座ったままパソコンを見つめ、帰宅してからもテレビやパソコンの前に座り続ける。こうした生活習慣に思い当たる節がある人も多いのではないだろうか。デスクワークの弊害は、肩こりや腰痛、目の疲れだけではない。 スウェーデンで行われた研究により、長時間座り過ぎの女性は乳がんと子宮体がん(子宮内膜のがん)のリスクを高めるというということが明らかになったのだ。
運動と女性の癌のリスクがどのようにつながるのか.それがこの記事を読んで一番疑問に思うところですね.子宮がんや乳がんといった女性生殖器や女性の組織の癌に対して,女性ホルモンが関与していることはよく知られています.
Li-Min Zhou.2014など先行研究では,運動をすることによって,プロゲステロンというホルモン分泌が促進され,エストロゲン(子宮癌や乳がんの発症に関与していると考えられているが,女性の排卵周期や,女性らしさにも関与する大切なホルモン)の効果が薄まることが原因なのではないか?とされています.
いずれにせよ,まだ運動と癌の関連についてはそのメカニズムが明らかになっておらず,これからさらなる研究が待たれるところです.
もちろん,海外の研究結果は参考にはなれど,日本人で同じ結果が出るかは別なので,日本人での研究も必要ですね.
ま,何にせよ,座り仕事が多い人でも,意識して運動しましょうっていうことには変わりはなさそうですね(笑
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中田由夫
筑波大学 体育系 准教授 博士(体育科学)
運動習慣者の座位時間が少ないかというと、そうではなくて、日中は座位ばかりで夕方や週末に運動している人もいます。運動量が同じな場合、座位時間が少ないほうが健康、というデータが最近よく発表されるようになりました。「座りがち」という生活習慣を見直す必要もあるかもしれません。わたしも最近、立って仕事ができるstanding deskなるものを導入しています。
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