薬、もらいすぎ注意 あちこち受診、計36種処方の例も - ニュース

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favicons?domain=apital.asahi 朝日新聞デジタル(アピタル) 2015.05.29 UPDATE

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(2015年5月25日 朝日新聞デジタル(アピタル)より) 医師が処方した多くの薬を患者が飲み続けた結果、具合が悪くなって救急搬送される例が後を絶たない。薬の情報が、医師同士や薬剤師の間で共有されず、重複したり、飲み合わせが悪くなったりするからだ。厚生労働省は患者が飲む薬を一元的に管理する「かかりつけ薬局」の普及を進めるが、課題も多い。

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長嶺由衣子

千葉大学予防医学センター 環境健康学研究部門 大学院 医学研究院 環境健康科学講座 公衆衛生学 特任研究員 医師

とても大切な記事です.水戸協同病院での研究もとても素晴らしいです.
薬のもらい過ぎは,本当に大きな問題です.様々な理由がありますが,やはり,大抵は1つのかかりつけ医師に診てもらっておらず,何個もの医院から同じ薬が出ていたり,それにも関わらずお薬手帳を持参していないがために同じ作用の薬や逆の作用の薬がいくつも入っていたりすることです.
薬には常に,患者さんの病気に対する効果と誰にでも起こりうる副作用があります.医師はその薬が患者さんのお話や診察から必要と思うから処方します.
同じ医師が診ていれば,もしくは関係する全ての病院の医師がきちんとその方の飲んでいる薬を把握できていれば,副作用や飲み合わせをチェックしながら飲んでいただくことができます.しかし,他のところで自分が飲んでいる薬を明らかにせずに受診し,他の薬をもらい続けるのは,お互いに取って良くないことです.
お薬を飲んでみて副作用があったり,うまく効かないときでも,医師をコロコロ変えたりせず,きちんとコミュニケーションを取りながら自分に合う薬を探していくことも大切です.是非,かかりつけ医を持ってください.

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この記事へのコメント

  • かかりつけ医をもつこと、たいせつなことです。
    私は、痛風発作が起こるとおなじ病院にかかりますが、ここ一年半、おなじところにかかって、今回の関節痛が単なる痛風発作か、免疫的要因も重なるのか調べることになりました。母が間質性肺炎がもとで20年近く前になくなっていて、今の自分のライフスタイルでも気になることもあり、これを機にアドバイザーを得られ感謝です。
    これも、長く一つの病院にかかり続けた結果かなと思っています。

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