研究不正、学部生から防ぐ STAP論文撤回1年
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朝日新聞デジタル(アピタル) 2015.07.10 UPDATE
(2015年7月 2日 朝日新聞デジタル(アピタル)より) 科学への信頼を大きく揺るがした理化学研究所のSTAP論文の撤回から7月で1年。今春から研究不正防止の指針が新しくなり、先月発表された科学技術白書でも、倫理教育の重要性が明示された。研修や教育プログラムの多くは、教員や博士研究員などが対象だが、中には東京大や慶応大のように学部レベルで倫理教育を始める先駆的な例もある。
当然のことながら、研究者は高度な倫理観に基づいて研究を実行する必要があります。ただ、この問題は研究者のみならず、日本の大学で大きな課題となっているように感じます。
アメリカの大学では、学部生の最初の頃に学術的な文章の書き方を学ぶ授業があります。文章の構成や引用・参考文献の作法について細かく学び、剽窃や盗用に対しては極めて強い態度で臨む場合(最低でも卒業が1年延長、場合によっては退学)が多いようです。そのアメリカでも、いわゆる「コピペ」レポートの問題が皆無ではありませんが、このようなアカデミックな文章の作法や文章を記載する上の倫理的な留意点は、一般社会におけるレポート作成にも活用できる大切なノウハウではないでしょうか。
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