大崎市民病院:カルテ不正閲覧 運用に問題があったことを認める
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毎日新聞 2015.07.17 UPDATE
(毎日新聞より) 大崎市民病院に入院していた患者の電子カルテを業務と関係のない看護師や委託先の社員らが不正閲覧していた問題で、同病院は15日、原因についての調査結果を発表した。病院側は「危機管理(意識)の欠如があり、アクセスの制限をかけていなかった」と運用に問題があったことを認めた。これまでは原因を不正閲覧者の「モラルの問題」としていた。
この件が報道された時、管理側の態度は、この記事にある通り、
”これまでは原因を不正閲覧者の「モラルの問題」としていた。”
でした。
これはもはや管理者としての自身の職務の放棄ではないかと正直あきれました。
しかしその後報道が盛り上がった(?)影響もあってか、
”病院側は「危機管理(意識)の欠如があり、アクセスの制限をかけていなかった」と運用に問題があったことを認めた。”
と態度を変えました。
正確な因果性はわかりませんが、メディアの監視がなければ、管理者の態度は変わったのですかねぇ。疑問です。メディアの監視って重要だなーと思いました。
参照:当時記事が出された時の私のコメント
電子カルテ不正閲覧 大崎市民病院職員ら24人
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坪谷透
東北大学大学院歯学研究科 助教、博士(医学)、医師
この事件の続報です。
●<カルテ不正閲覧>病院とニチイ学館を提訴へ
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150722_13018.html
”大崎市民病院(宮城県大崎市)で入院患者の電子カルテが不正閲覧されプライバシーを侵害されたとして、被害者の姉妹と母親が、病院と医療事務を請け負っていたニチイ学館(東京)に900万円の損害賠償を求める訴えを、23日にも仙台地裁古川支部に起こす。
母子の代理人弁護士によると、昨年10月、姉妹の父親の家庭内暴力(DV)が原因で10代の次女が脚にけがをし、診療した医師の判断で20代の長女と共に同病院に保護入院させた。”
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