性教育先進国デンマークの“画期的”な授業計画
- 4,167
- 4
- 0
クーリエ・ジャポン 2015.07.21 UPDATE
(2015年7月18日 クーリエ・ジャポンより) 「性」に関してオープンなデンマークは、1967年に世界で初めてポルノを解禁した国だ。その3年後から、学校での性教育が義務教育課程に導入された。 そんな同国で、オールボー大学のクリスティアン・グラウガールド教授が全国で同一基準によりポルノを授業に導入することを提唱し、議論を呼んでいる。 北欧諸国では、16歳までにほとんどの男女がポルノを見た経験がある。グラウガールドは、この現状を踏まえ、15歳と16歳の生徒にポルノを批判的に議論させることは、退屈で説明的な性教育の授業よりも意味があると主張する。
学校でポルノを教材に使う、という発想、すごいです。「メディアが描くセックスと、平均的なティーンエイジャーの日常生活を区別できるよう教育しなくてはいけない」という言葉、私に対しては、説得力あります。
性にまつわることは、人生においてきわめて重要な事がらであることには違いありません。メディアの影響によるゆがんだ性意識の定着が個人の行動や社会に対して大きな影響をもたらすことも当然ありそうです。
それを教育の現場で「さらに踏み込んで」解決しようという視点は重要だと思います。
ただし、そもそも性に関する”正しい”意識や態度が何であるか、について、教える側がまず十分議論し認識を共有する必要がありそうですね。教えるべき内容を統一する必要はないと思いますが・・・
このデンマークの議論、今後の展開が楽しみです。
送信完了
いいね!しているユーザー一覧
コメント編集
この著者による他の記事
アクセスランキング
この記事へのコメント