オトナは1日平均4回はイライラしている!
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SAFETY JAPAN 日経BP社 2015.07.22 UPDATE
(2015年6月19日 SAFETY JAPAN 日経BP社より) 怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の普及に取り組む日本アンガーマネジメント協会は、「怒り」に関する調査結果を発表した。それによると、多いときで1人1日に平均4回イライラを感じており、中でも渋滞など自分では解決できない状況に向けてイライラする傾向が高い。
こんなに暑いとイライラしますよね~。うちは奥さんが暑いの苦手なので最近イライラしていて怖いです…。
さて、この調査結果、
1位 道路渋滞 → しょうがなくね?
2位 順番待ちの行列 → 並ばなけりゃよくね?
3位 歩き煙草 → 超イライラするわーーー!!!!
って個人的に思います。
4位の公共交通機関の遅延だって、しょうがないでしょう。いつもあれだけ正確なのに感謝しないと。
しかし!歩き煙草は許せん!!
気持ち悪いし、子供に害あるし。
といっても、平気で歩き煙草してるやつらは、受動喫煙の害を説いたところで、やめないでしょう。
なぜなら、理性で煙草を吸っているわけではないから。
依存とか習慣とか感情とか(それこそイライラとか)、理性以外の動機で煙草を吸っているわけだから、理性に訴えて「やめてください」て言ったって、難しい。
なので、理性ではなくて、感情に訴えないといけない。
(恐怖アピール、ギルト(罪の意識)アピール、シェイム(恥の意識)アピールなどが、これまでも様々なヘルスキャンペーンで使われています)
で、ここに格好のネタがありました。
「歩き煙草をしている皆さん、あなた、すれ違う人から超イライラされてますよ。ヤバイですよ」
と感情に訴えるポスターを貼って、歩き煙草が減るかどうか調べてみたいな~。
「路上喫煙は条例で禁止されています」だなんてあっさりしたポスターと比べてみて。
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奥原剛
大学病院医療情報ネットワーク研究センター 東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野 特任助教 MPH(公衆衛生専門職)
坪谷先生、いつも私の拙いコメントをヘルプして下さり、ありがとうございます。私が見たメタアナはこちらです。
http://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/10810730701615198#abstract
はい、フレーミングの研究は日本ではほぼ皆無です。自治体のがん検診案内では、フレーミングはあまり使われていませんでした。介入研究は、私の知る限りありません。
http://www.biomedcentral.com/1756-0500/7/896
ゲインフレームかロスフレームかで説得力の違いを出せるのならば、タイトルや見出しにも使えて字数の節約になり使い勝手が良いので、日本でも調べる価値があると思っています。ただ、これも海外の過去の研究ですが、フレーミングは受け手のプロフィールによって効果がまちまちのようですので、現実にはマスに向けた情報発信より、ソーシャルマーケティングのように事前に対象者のプロフィールがわかっていて、メッセージをカスタマイズできる場合に使いやすい印象を持っています。
いずれにしても、フレーミングは情報制作者にとって使い勝手が良いので、日本でも研究が進むといいと思います。
坪谷先生の視点の高いクリティカルな記事コメント、いつも楽しみにしております。
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坪谷透
東北大学大学院歯学研究科 助教、博士(医学)、医師
>奥原さん
興味深いコメントをありがとうございます。ぜひそのメタアナを教えてください~
ググってみましたがこれですか?
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0749597898927819
ここら辺の研究は、おそらくほとんど欧米で日本人ではほとんど行われていないと思われます。
ここら辺の知見および解釈は、社会・民族・時代・介入内容というコンテクストに大きく依存していると思うので、個人的には、過去のメタアナが何といおうと、現代の日本で試してみる価値はあると思っていますが、いかがでしょうか?日本の中でも、東京と大阪では結構違いそうですし。東北もこれまた違いそう。
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奥原剛
大学病院医療情報ネットワーク研究センター 東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野 特任助教 MPH(公衆衛生専門職)
「〜〜するといいことがありますよ」と利益をアピールする言い方(ゲインフレーム)と、「〜〜すると悪いことがありますよ」と不利益をアピールする言い方(ロスフレーム)がありますが、メタアナリシスでほとんど差がないようです。僕としては路上喫煙者に迷惑アピールしたいですw
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坪谷透
東北大学大学院歯学研究科 助教、博士(医学)、医師
行動経済学でいわれておりますが、健康関連行動の介入について、日本は(世界は?)従来、ニュートラル~ネガティブな感情に働きかけてきました。
・説明(肺がんになると報告されています)
・道徳に訴えかける(まわりに迷惑ですよ)
・脅し(肺がんになるとこんなに苦しいですよ、肺がこんなに真っ黒になりますよ)など
が、産業サイド(JT)を見習ってポジティブな感情に働きかけた方がいいのかもしれませんねぇ。
・たばこ吸わない人の方がモテルらしいですよ!?
・娘さん・お孫さんに好かれますよ!?
・ガムを噛んでいる方が健康にいいらしいですよ!?(歯周病の予防とか認知症の予防とか書いたらおじさんたちはナビクか?)
・営業で仕事が取れますよ!?
最後は事実と違うかw
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佐々木 由樹
管理栄養士 健康運動指導士 MPH(公衆衛生学修士)
どうしよ~。5位に入ってる・・。
みんなにイライラされているのかな。。。
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Toshinari Watanabe
動画作っても面白いかも?
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