町医者だから言いたい! 《1919》 食支援で健康寿命を延ばす医師
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朝日新聞デジタル(アピタル) 2015.07.27 UPDATE
(2015年7月23日 朝日新聞デジタル(アピタル)より) もう一人、在宅医療学会で胃ろうの専門家にお会いしました。 滋賀県大津市の西山医院の西山順博先生です。 西山先生は、在宅患者さんの胃ろうの管理の専門家です。 もちろん胃ろうがあっても、口から食べることを諦めません。 食支援や嚥下リハビリの国のリーダーとしても活躍されています。 再び口から食べるための胃ろう栄養法の講演を朝からされました。 しかし西山先生は、なぜ胃ろうや栄養管理がバッシングを受けたのか、 とても気にされていました。
うーん、著者は、「健康寿命」という言葉の定義を理解しているのか?と疑問でした。
きっかけは以下の文章。
”というのも、平成22年の健康寿命(女)は滋賀がなんと最下位だったそう
栄養療法で健康寿命を伸ばし平均寿命・健康寿命を伸ばしたいとのことです。”
厚労省の「健康寿命」の説明:
”健康寿命には様々な定義や算定方法がある。まず、健康寿命の定義については、客観性の強い「日常生活に制限のない期間の平均」を主指標に、主観性の強い「自分が健康であると自覚している期間の平均」を副指標にすることで、相互に補完性のある評価が可能となる。次に、算定方法に関しては、現状における公的統計との整合性・実施可能
性などを踏まえると、国民生活基礎調査データをもとにした計算(サリバン法による障害のない平均余命の考え方)が最も適切と考えられる。”
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/21_2nd/pdf/4_2_1.pdf
いろいろ書いてありますが、まぁ要するに「日常生活に制限のない期間の平均」ですね。
これは一人一人の主観(自己回答)に基づきます。
話を戻しますが、私の理解では、著者は、胃瘻がある方で、口からの摂取を勧めることで、健康寿命を延ばせる?というようなことをお考えのような気がするのですが、これは健康寿命の定義とはあまり関係ない議論であるように私は思います。
何事も、言葉の定義を明確にした議論がされるべきかなと思います。
誤解の無いように明記しますが、私は、胃ろうや栄養管理を良いとか悪いとか価値判断をしているわけではございませんので、誤解なきよう。。。
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