「○○ハラスメント」を主張して「弱者ぶる人」との向き合い方|小川たまかのダイバーシティ・ホンネとタテマエ
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ダイヤモンド・オンライン 2015.08.10 UPDATE
(2015年7月29日 ダイヤモンド・オンラインより) セクハラ、マタハラ、モラハラ、パワハラ、アルハラ、ドクハラ、アカハラ、オワハラ……。○○ハラスメントと名付けられた言葉はとても多い。ニュースで新しい「○○ハラ」が流れるたびに、ネット上では「また○○ハラかよ」といったつぶやきが見られる。「若者の~~嫌い」と同様に、次から次へと造語と現象を作りだす“マスコミ”に腹が立つのだろう。
「セクハラ」、「パワハラ」、「マタハラ」...「〇〇ハラスメント」という言葉を聞かない日はないような世の中になってきました。「そんなにひどい目に...」と話を聴いただけで心が痛むような被害を受ける人がいる一方で、〇〇ハラという言葉を武器に権利を主張する人が一部にいることもまた事実です。しかし、第三者が???と思っても、訴える本人が困っているという状態には変わりありません。筆者も、また「〇〇ハラかよ」と腹を立てる人に理解を示しつつ、被害を受ける側である弱者の立場に立つことが大切などだ、と説いています。
では、”「〇〇ハラスメント」を受けている”という相談を受けたら、どう対処すれば良いのでしょう。おすすめなのは、まずは「〇〇ハラスメントかどうかは一旦横に置いて、話を聴く」、という方法です。それがハラスメントかどうかに固執してしまうと、こちらの価値観や考えが入ってしまい、本人がなぜ悩んでいるのかの本質に辿り着くことができません。重要なのは、相談者がどういったことで困っているのか、どういったことで嫌な思いをしているのかを理解すること。そうすることで、その人の本当の訴えがわかり、解決へと結びつけることができます。恋愛だったり、家庭問題だったり、意外と別のところに問題の本質があることも。こちらが話を真剣に聴くだけで、本人の気持ちがおさまり、一件落着することもあるのです。
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